とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

旅行最終日(その1)

北海道、と一口にいっても、昨日までと違って札幌はとっても都会。朝ごはんも立派なホテルバイキングでございました、ごちそうさま。(ちなみに、京王プラザホテルでした。)
前日に、観光タクシーの案内を添乗員さんにもらって、申し込んだ組もあったようですが(あのおじーちゃんおばーちゃんと孫さんのところとか)、当然ちょっとお高いし、運転手さんに妙に気を遣っちゃうよりのびのびができる方がいいなぁ、と。
電車やバスを使おうかと思っていたのですが、旦那はレンタカーでいいんじゃないの?って。そっか、うちの車にはないが、きょうびのレンタカーにはみんなカーナビがついてるもんな。渋滞・駐車場問題もあまりないようだし、一番効率いいか…と。
まず、徒歩で札幌市内観光へ。
赤レンガ(写真撮った)
大通り公園、テレビ塔(写真撮った、子供達は噴水でしばし遊ぶ、夫婦はあち〜、と日陰で休む)
時計台(写真撮った)
一応見るもの見ておかないとね。ぐるっと回るとすぐですな。そのまま北上して札幌駅をつっきる。
なぜか駅構内で「あついからっ、こっ、これ、あついから。」とひたすら「あついからこれ」を連呼して生きてるクワガタ(たぶんミヤマ)を指でつまんで虎男に渡そうとしてくる眉毛ぼーぼーのおじさんに遭遇。(あついから)生きてるよ、と言いたいのかなぁ?それともなんか別の意味の言葉だろうか??と(なんせそれ以外言わないんだものw 坊や、クワガタ虫いらない?とかそういうの無いの。)よくわかんない。まぁまぁの大きさだったので虎男は未練があったようだけど、いくらなんでも持って帰れないので、「旅行中なので持って帰れないんです。すみません。」とお返ししました。ものすごく呆然と見送られた・・・いや、こっちも呆然なんだけどw
で、飛び込みでニッポンレンタカーへ。超ハイシーズンなので、割引券が使えなかったのだけど、メンバー登録することで10%引きになりました。ただし、小さめの車は出払ってて、3000キロしか走ってない新車同然(店員談)のフォレスターが用意されました。
6時間も、12時間も1000円くらいしか料金変わらないんですね。んじゃ、空港までこれでいくか、と12時間レンタル。(実際6時間30分くらいしか借りなかったんだけど) ジュニアシート525円と保険525円をつけて10500円でした。
カウンターで北海道ガイドみたいな本やら、マックやらガストやらの割引券をもらう。そのガイドを見ると、主だった観光地も、最終目的地の千歳営業所も全部MAPコードがあって、その番号を入れるだけで経路検索ができちゃう。めちゃ簡単だわ。ただし、これだと簡単すぎて、北海道を東西南北どっちの方向に動いてるかとか、私にはわからずじまいでした。でも便利、カーナビ万歳。
まず「大倉山ジャンプ競技場」へ。駐車場タダ、ってのに小さく感激。しかし、暑い、暑いぞ。エスカレーターが温室のようだ。昨日の割引券を使う、ウィンタースポーツミュージアムとセットで3人(虎子無料)で2000円。
リフトであがります。展望台にあがります。高っ!ありえない巨大滑り台(・o・) (・o・)  わかっちゃいるつもりで見ても、やっぱりたかーーい。 で、暑いけど、天気はいい!景色とってもいい!!大通り公園やテレビ塔がうっすら見えます。実際にジャンプの練習をしてる選手がいて、3度ほど飛ぶのを見ました。もう、怖いの怖くないの、ってすごいよ。(なぜか下で観光客に写真攻めにあってるお気の毒な選手さんでした、笑)あれ、着地するところも(並行するリフトから見ると)ものすごく急な斜面なのね…もちろんそれでないと怪我するんだろうけど。ほんま、ジャンプすごい。
ウィンタースポーツミュージアムは、シミュレーターが2つほど故障中でいまいちでした、涼をとりに寄りましたって感じ。
はい次行くよ。次は、「国営滝野すずらん丘陵公園
当初「サッポロビール北海道工場見学。できたて麦酒を飲む!」案だった私が、日本の滝100選にも選ばれた滝があるらしい、というのに惹かれて心変わりしてこちらにしました。滝って布引の滝と華厳の滝くらいしか記憶にないけど(布引マイナーだなw)、見ると気持いいもの。途中軽く渋滞していました。なんか近くにでっかい霊園があったみたいで、お盆のお墓参り渋滞だったのかも。
で、この公園、とってもグッドチョイスでした。
とっても広大な敷地で、有料ゾーンと無料ゾーンがあります。お昼ご飯を食べないまま到着してしまったので、有料ゾーンに入らないとレストランがなかった。途中コンビニにでも寄れば良かったかな、とは思ったけど暑いし屋内がいいね、と東口から入場(3人で880円、小学生80円が泣かせる、さすが国営)。シダックスが経営してるレストランでランチ、味も値段もそこそこでした。
この公園駐車場、渓流口、中央口、東口、鱒見口と分かれている。どうやら滝を見るなら渓流口か鱒見口。ただしこの時点で渓流口は満車。鱒見口ならレンタサイクルができるけど、一旦ゲートを出て道に戻って入りなおさないといけないみたい・・・ということが、ランチしながらやっと理解できた。(ちなみにここは私が調べていただけなので・・・相変わらず地図の読めない女)
で、とりあえず車に戻り空港までの所要時間探索。ふむふむ。1時間半くらいは居れる感じ。ゲートまで戻って係りの人に聞いてみると、鱒見口駐車場は空いていて、駐車場のレシート(400円)を見せればいいんだって、さすが国営、親切。この有料ゾーンにはいっぱい大型遊具があって、たぶん子供達一日いても遊んでそうなところだったんだけど、とにかく離れているので時間的に滝しか攻められませんな、と移動。
レンタサイクルするぞ〜、と思ったら、大人用が売り切れ、じゃなくて貸し切れ。もどってくるのに30分以上かかります、とのこと。虎子は一応コマ無しに乗れるようにはなってるけど、まだ下り坂は苦手だしだんなの後ろに乗せようと思ってたのだが・・・。
ん?大人用っぽいのあるじゃん、2台だけ、と思ってよく見ると、それは22インチのミニサイクル。あー、中学のときこんなん乗ってた(^.^;  中学時代と身長が同じ私はともかくとして、身長178センチの旦那には…、そこで係りのおじさん一言、
「なんでもいいや〜、って乗られる方も結構おられますよ(^▽^笑)」

旦那はいいらしい。。。でも虎子はどうする? おじさんが奥へ案内してくれた。
ありました〜
キティちゃんのコマつき♪ 虎男は、ちゃんとコマなしの大きさもぴったりな自転車がありました。4台で2時間700円。100選の滝の方がちょっと遠いので、とりあえず「ここから 700m」の表示のある「鱒見の滝」に。自転車いい〜♪暑い中歩くよりずっといい。アップダウンはかなり緩やかなんだけど、コマ有りの人はちょっと車体も重く「ちょっとしんど〜い。」と言ってましたが、完走。ちゃんと自転車を停めるスペースがあって、そこから歩いてすぐ滝。 おお、美しい。音が涼しい。マイナスイオ〜ン、って感じ。他の人に習って、虎子は靴下脱いで入ってるし。(ちょっとだけです) 旦那は、反対側の滝つぼに近い側に回ってる。じーーっと斜め上に顔を向け、旭山のペンギンみたいに止まってる。 「涼しい?」と聞くと「さむいくらい。」との返事。自転車漕ぎで汗かいたので私も行ってみる。おぉぉ!ほんとに涼しい〜!こまかな水しぶきがいっぱいかかるんだけど、汗かいた身体にはめちゃ気持いい!子供達にも「こっち気持いいよ〜!」と教えてやる。大喜びだ。
これで元気でた。「よ〜し、もういっこ見に行く?」「いく〜!(-^〇^-) 」

で、名滝らしい「アシリベツの滝」をめざす。ただし、こんどはさっきのところまで 700m、そこから1.9k、合計2.6k、ちょっと長いぞ。さすがに疲れてくるけど、後ろから「頑張れ〜!ターボスイッチオンしろ〜!」と励ます。ちょっと上るとちょっと下る。下りは気持いい。風が顔にあたって、空は青で、横は川で、緑がいっぱいで、だんなは身の丈に合わないミニサイクルをがに股で漕いでて、虎男は軽快で、虎子はうんとこしょで、最後尾から眺めていると、おぉなんかめっちゃええ気分やぞワシ、って感じだった。坂だらけのうちのあたりじゃ、あまり自転車には乗らないので(虎男くらいの子は結構移動手段として活用していますが)、実際私自転車乗ったの何年ぶり?って感じだったから余計新鮮だったのかも。

かなりヘロヘロの虎子もなんとか休憩せずに到着。ただ、こっちの滝は確かに大きい、落差30メートルとのことで、水量も豊かで立派、なんだけど、落石の危険ありとかであっちもこっちも立ち入り禁止になってていまいち近づけなかったのが残念でした。 (ほかにも公園内のいくつかの滝が法面工事中とのことで見られない状態だったようです。)
よく思うことだけど、ガイドだけ見るとどうみても「アシリベツ」が一番に書いてあって、そういうの読むと「これだけは見ないと」逆に言うと「他のは見なくても」と思っちゃいそう…けど実際見てみると迫力満点に見られたのは「鱒見」。ああ、両方見て良かった、こういうのが実際自分で行って見る、ということだなぁと。旅行ってええなぁ、とか思うわけです。いいものはどこにでもあるというか・・・ほんと私にとっては、サイクリング最後尾、が一番の思い出かもしれませんもの(子供たちも「自転車楽しかった〜!滝も!!」と言ってました。)
帰りに、ヤマメのつかみどりのイベントをしてるあたりで川遊びをしてる人がたくさんいたので、少し寄り道。 さっきの滝から繋がってるんだろうね、とても冷たくて綺麗な水で気持ちよい(らしい、見ていた。)でも、ほんのちょっとしか浸かっていないのに流れがあると足をとられるらしい。雨で川の水嵩が増してあっという間に流される、という事故があったりしますが、なるほど見た目と実際は随分違うものなのだと思いました。


さて、ちょうど時間となりました。だんなは駐車場で絞れるくらいのTシャツを着替えていました。もう一度札幌に来れたらまた寄りたいね〜、街の近くにこんないい公園があってうらやましいね〜、と旦那と話しました。その割に駐車場には観光バスもレンタカーもほとんど見当たらなかったけど・・・国営の施設にバスつけても旅行社にはなんも入らんからだろうね、きっと。(そういう意味では旭山動物園もそうなんだけど。だから立ち寄り時間が短いツアーが多いのだろうとも思う。)

空港めざしていざ出発。