虎男の宿題まだ有った。かるたの暗記だと。全く覚えてなくて、やれ!と昨日言ったら一日で5コくらい。前から5コ、よくあるパターン。でも、「もう無理。全部なんて絶対無理。」とやる気無し男。
あんな、暗記っていうのは、じーっと見ててもでけへんねん。手を動かしたり、口でぶつぶつ言ったり、なにか関連付けたり、脳に刺激を与えなあかんねんで。
というわけで、プリントをコピーして切り離して、ひらがなの頭文字だけ見えるようにした短冊にして、3人でクイズを出し合いながら覚えてみた。
で、これ「神戸かるた」って言うんだと。母はよその子だから知らない。だんなも知らないらしい。
「え」エトランゼ しずかにねむる 修法ケ原
まったくわからん。
「わ」和田岬 砲台つくった 勝海舟
そうなんだ、勉強になりました。
「い」異人館 明治生まれの 風見鶏
お約束ですね。でも子供は「楠公(なんこう)さん」とかわからない。「菊水」も「瓦せんべいのマーク」と言ってなんとなく。「なんばん(南蛮)の」というのは、私が教えるまで「何番の」と思ってたみたいだ。ま、丸覚えでいいんだけど。
「さ」三の宮 日本のファッション つくるまち
違〜う。
「へ」変動の 時代の先たん 神戸港
だから違うって。
とか言ってたら、覚えてしまったもの、
「う」海の上 人工の島 売れ残り
(正しくは「未来都市」すみません、教えたママ、肯定したパパが悪いです、でも本当だもん。)
なんか、昔のドラえもんで「21世紀はこんな世界だよ」と空中に車がぴゅんぴゅん走ってるのを今見るようなもんで、ほろ苦いかるただ。
ま、それはそれとして、暗記大会それなりに面白かった。たぶん2人だとそうでもないんだな、調子もんの虎子が入って3人だから盛り上がるんだろう。頭文字言われても最初の一語がなかなか出てこない。意外と単語は虎子が早く言い当てるのだ。ただし彼女はそこまで。最後までちゃんと言えるのは虎男、ただし最初が出ない。私は最初と最後が出てくるのに真ん中が???になる、三者三様であった。
どうしても覚えにくいもの、たとえば「と」は「東海道 山陽つなぐ 神戸駅」なんだけど、みんな「と…トーマスだよな〜w」と言ってて、あ、トーマスだから 機関車→新幹線→東海道繋がり ってどうよ?と言うと出てきやすくなった。「よ」は「横切った 外国水兵 事件の起こり」、じゃあ「よ といえばよっちゃんだから”よっちゃん事件”だ!」(よっちゃんゴメン)とかね。
まぁ完璧には程遠いが、それでも「昨日よりめっちゃ覚えてるで(^w^) 」と誇らしげだったので良し。「できるわけない」で終わると面白くないもんな。
そういえば、中学の頃か「百人一首暗記」やってみろと言われて、最初の10首くらいでギブアップしたわ。苦痛だった。結局坊主めくりにしか使わなかった。暗記は苦手。法律系の試験はずっと苦労した。けど、確か中学の社会の授業で「憲法前文」を丸暗記ってのがあって、先生の前で言えるまでやらないといけなかったんだけど、意外と出来るもんで、たぶんクラス全員できてたような。若いってすごいね。
さて、なぜか子供達が同時に叫ぶ、記憶簡単なやつ、
「ね」 年一度 神戸まつりの ビバサンバ
ビバ!冬休み終了。