#25直木賞受賞作でした

流

「（芥川賞の）又吉に一番迷惑かけられた人*1」とか言われてたけど、全然そんなことない、これ面白い。「火花」も悪くはなかったけど、あっちかこっちかと言われたら絶対こっち。

　翻訳日本語みたいな変なリズムとか、独特の比喩とか、とにかく名前が中国名なのでなかなか覚えられない＆いつまでも正しく発音できない、さらに台湾と中国の関係とかそんなに明るくないのでスッと入ってこない、とにかくいろいろ説明長い…ので、疲れた時に癒される読書には向かないけど、本読みたい！ってときにはぴったり。

　終盤特に良かったですね。切れ切れに読んでしまったので、時を空けてもう一度読み直したい青春小説でした。青春は一度きり、だけど意外と長いかも、ですなぁ。

*1:話題を持ってかれてしまったという意味で