とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

研修にて

「国立大学の学生1人に年間支出される税金は218万円(2014年)、私立大の学生に使われてる税金はたったその13分の1です!」
「このことを皆さんはどう思われますか?」「当たり前でしょうか?」「考えてみてください」
とのこと。

うーん、どうなんでしょ。
(ちなみに講師は某有名私大の学長なのでなかなかアツい)。

しかもいまや全国立大学生の家庭の平均年収(839万円、2014年)の方が、私立大学生のそれ(826万円)を若干上回ってるんだそうだ。
お金があるから私立、という時代でもない。

うーん。

私大連はオーストラリアのHECSのような出世払い制度により所得に関わらず授業料を全額助成する施策を推したらしいが、財務省は当然大反対、揚句彼らの大好きな
「市民税非課税世帯は免除(キリッ)、
弱者救済」
という不公平感満載のばら撒き政策がなされちゃうんだよね、くだらんね。家庭の事情で、って親が偽装離婚したり世帯分離したり……そこまではしないかw

ちなみにHECSは学生が就職してある程度の収入が得られるようになってから返済させるもので(日本でもマイナンバーを使って同様の制度を、とちらっとニュースになってたけどね)、今問題になってる奨学金破産にもならない。良い制度だと思うけど、日本でやろうとすると規模、予算、なかなかなんだろうね。

まぁ国立大も公立大もレベル色々たくさんあるし(ちなみに先のデータで公立大学生の家庭の平均年収は733万円と他の群に比べて低め)、学習意欲があって経済的に困っている学生の支援は国公立でと思うかな個人的には。
逆に私立大は、ファミリー枠というか、(どこかみたいな)不正ではなく愛校心のある独自の入学枠を育てることも大事だとおっしゃってて、それはそうだと思う。まぁそのせいでKGとか一般入試の子が少数派になっちゃってるわけだけど、学校も経営してなんぼだからしょうがないよね。