2013-02-11 #11もどかしい思い 本 拉致と決断作者: 蓮池薫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/10/15メディア: 単行本購入: 28人 クリック: 208回この商品を含むブログ (20件) を見る 淡々と書かれている生活、かの国の中では比較的恵まれていたことは事実なのでしょうが、なんとも言えないです。自分を見失わず生きてこられて、本当に強く、とても賢い人だなぁと思いました。素直な非常にわかりやすい語り口で、かつユーモアもあり、伝える力を持った人だと感心しました。 自分たちの帰国がまだ残されている拉致被害者に伝わっていない筈はなく、それを思うとさっぱり事態が進まないことに対してもどかしく、辛い気持ちでいたたまれなく、自分がすべきことを考えて考えて本を書いた、という気持ちが本当に伝わってきました。