とらとらでひとりいぐも

TigerBalm's diary   ぼぉっと生きてる第2種兼業主婦の独り言

#20 朝ドラと吃音

 朝ドラ「エール」の本。タイムリーに届きました。

金子と裕而 歌に生き 愛に生き

金子と裕而 歌に生き 愛に生き

 

 小説としての面白味はそんなにないけど、音楽夫婦愛の物語。特に戦争中のあたりを読むと、ほんとに昔の女の人は我慢強く、粘り強いなと感心する*1

妻として母として、自分のことは後回しで、厳しい状況でもなんとかする。今のコロナ禍と比べるのはおかしいのかもしれないけど…不満や疑問はありつつも、とにかく家族を守っていかなくちゃ!と夫を信じて頑張るひたむきさに元気づけられた。

朝ドラ初回、「素敵なご夫婦ですね。」と、萩原聖人が呟いた台詞通りのお話でした。

ただし、金子と裕而は、本では文通*2から始まる恋でしたよ。今日の放送回の「運命の出会い」は無かった、あれはドラマの脚色ですね。

裕而→裕一は近いけど、音ちゃんのモデルは 金子(きんこ)さんです。金子って名前からして個性的😃。

 

古関裕而、日本のマーチ王🎵「ああ栄冠は君に輝く」も、「オリンピック・マーチ」*3も好き🎵

 

朝ドラと言えば、主人公の 裕一 が吃音である設定*4

あー…また、「内気な子がどもる」ってステレオタイプな描かれ方するのか(^-^;…と思って見てたら、今朝の「あさイチ」で子どもの吃音について取り上げていました。

 

ナイス!あさイチ

 

おばちゃんは、吃音の子を持つ母でした(今も…かな)。

 

就学前は少し言葉に詰まったりしていて、まぁ言いたいことがいっぱいあるからかな~程度に思っていたのが、

小2のときに酷くなり、学校で真似されたりもしていたようで😌

これはいかんと、小児科経由でST(言語聴覚士)さんの治療(というか面談)を受けた。最初隔月くらい、途中から年3.4回かな。

 

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STさんと面談すると安心するのかほとんど出ない、でも日常生活ではちょいちょい出る、人生山あり谷あり。

 

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中学3年でSTさんが病院を変わられることもあり、卒業しました。

とてもやさしい先生で、親子共々ほんとうにお世話になったわ。

 

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冬は寒くて口が回らない時期なのか悪くなりがち、あと、決まったことではなくて本人が考えて喋ったり面白いからこれ言いたい!ってテンション高い時の方が、詰まる(だからストレスのせいとも言えないと思うんだな、全く関係ない訳ではないだろけど)

今年1月会ったとき、あれ?久しぶりにちょっと詰まってるな~と思ったけど、3月会ったときは、そうでもなかった。

 

中学くらいから先生にも「教室では気付かなかった」と言われてたので、まぁ外ではそれなりに(本人内面では苦労があるらしいが)やってる。

大学、知らない土地に移ってひとり暮らし、どうなることかと思ったが、1年経って友達もおるし、バイト仲間とも楽しそうにしてるの見られたし、彼女もおるし、なんとかなってるようでありがたいことだと思っている。

 

でも、何度も、悲しい思い、悔しい思いしたよ、本人もおばちゃんも。

泣いたことも、あった。

やっぱり今でも「(母として)申し訳なかったな」と思ってしまう。だから、ドラマで吃音のシーンがあると、ちくちく痛い。

 

吃音が、親の育て方の失敗ではなく、ひとつの個性だという認識が広がると、多くの親が(とりわけ、お母さんが)救われると思う。よろしくNHK

*1:現代の女性はそれに比べればとても自由に生きることができて、それ自体は素晴らしいし不可逆なことやと思うけど、夫婦が労わり感謝し合うことが減ってるんじゃないかなと、多くの離婚に接している分思わなくもないです。余裕と不満は紙一重ですね。

*2:文通!!昔やね~😅おばちゃん小学生の頃、雑誌に「ペンフレンド募集」ってありましたよ、文通したこともありますw

*3:オリンピックマーチは、子供たちの小学校の運動会の入場曲で知りました。いい曲やな~と思って聞いてた。「六甲おろし」もこの方の作曲。

*4:古関裕而本人がどうだったのかは知らない